今年度は、関西学院大学社会学部教授 野波寛先生に来ていただき、「誰がなぜゲーム 地層処分場編(合意形成のためのシミュレーションゲーム)」という演題で、1年次生対象に講演会を行いました。高レベル放射性廃棄物の地層処分場の是非を、建設予定地の町民、識者、政府機関、一般国民の4つの立場の誰が決める権利があるのかを合意形成しました。生徒たちは、「自分の意見は揺らぐことはないだろうと思っていたが、他の人の意見を聞き納得できるところがあり、自分の意見に取り入れた」という感想をもち、世の中には様々な正義があり、その正義が折り重なって物事が決定されているということを理解できたようです。すべての人が幸せになる決定はない分、優先されなかった立場の人々に感謝しなければなりませんね。この体験を今後は身近な話し合いや、課題研究等に活かしてください!



