10月13日(土)から始まった平成30年度兵庫県高等学校サッカー選手権大会も先日11月11日(日)で幕を閉じました。
この選手権に臨むにあたっては、今年の5月に行われた総体が思い出されます。新人戦では3位という結果を残し、今年は総体優勝を狙っていましたが、結果として5回戦敗退となりました。何がチームに足りないのか、どうしたらさらに上を目指すことができるのか、この大会での敗退がそれらについて考える大きなきっかけとなりました。選手一人一人が総体での敗戦に悔しい思いをすることとなりましたが、この総体を契機にチーム全体の士気が上がったように思います。
総体以降は、日々のトレーニングや練習試合など自分たちの力をより高めるために邁進して参りました。特に夏休みは、各地のフェスティバルにも参加せて頂き、様々な形でチームの力を試すことが出来たと思います。淡路カップでは優勝することができ、「優勝」という一つの結果が選手らの気持ちをより高めたのではないかと思います。
夏休みが明け、いよいよ選手権予選が近づいてきました。しかし、その間に行われた県リーグの試合では、苦しい試合を強いられたものもありました。しかしながら、選手権での優勝を目標に負けた試合の後にはミーティングをし、改善点を模索するなど、少しでも上を目指すためにできることを続けて参りました。
10月13日(土)いよいよ選手権予選1回戦が始まりました。総体では怪我で出場できなかった選手も揃い、良いチーム雰囲気で臨めました。初戦の相手は神戸第一高等学校でした。結果としては、4−0で勝利することができ、2回戦への進出を決めました。
10月14日(日)2回戦は西宮今津高等学校と対戦し、3−0で勝利を収めることが出来ました。
10月27日(土)3回戦は県リーグ2部のチームでもある御影高等学校との対戦でした。これまで臨んできた試合の中でも、最もプレッシャーを感じる試合の1つになったのではないかと思います。しかし、自分たちらしいサッカーをすることを心掛け、3−0と勝利することが出来ました。
10月28日(日)準々決勝はアスパ五色メイングラウンドで行われました。対戦相手は新人戦の時に準決勝で敗北を喫した神戸国際大附属高等学校でした。新人戦での悔しい思いを胸に、また、絶対に負けられないという強い思いを抱いてこの試合に臨みました。試合としては2−0で勝利し、新人戦でのリベンジができ、準決勝へと進むことができました。
11月4日(日)準決勝はプリンスリーグに所属する滝川第二高等学校との対戦でした。両者ともに一歩も譲らない試合展開となりました。しかし、後半30分、キャプテンが右サイドから蹴ったボールが相手選手に当たり、ループシュートのような形で1点を先取する形となりました。この1点が決勝点となり、昨年度選手権兵庫県代表である滝川第二に勝利することができました。また、県西宮男子サッカー部史上初となる、決勝戦進出を決めました。
11月11日(日)ついに全国への切符が目前へと迫った決勝戦がノエビアスタジアム神戸で行われました。対戦相手は昨年度準優勝校である関西学院高等部でした。試合の立ち上がりは、慣れないスタジアムということもあり、自分たちの思うようなサッカーが展開できず、前半に2点を失うこととなりました。しかし、後半は徐々に自分たちらしさを取り戻し、攻撃が展開できるようになってきました。後半10分、PKを獲得しキャプテンがシュートを決めたことにより、1点を返しました。その後も、6本のシュートを打ち、攻撃的な試合運びを行いましたが、結果、力及ばず1−2で関西学院高等部に敗れるという形となってしまいました。県西宮初の全国大会出場とはならず、平成30年度兵庫県高等学校サッカー選手権大会は幕を閉じました。
11月11日(日)を最後に3年次生は引退となりました。全国大会出場とはなりませんでしたが、チームの一人一人が最後まで勝利を信じ、ここまで戦ってこれました。しかし、この結果を出すことができたのはベンチに入っていた選手、ピッチの上に立っていた選手の力だけではなく、選手権メンバーには惜しくも入ることができなかった3年次生を始め、周りの方々の応援があったからこそです。ここまで県西男子サッカー部を応援していただき、本当にありがとうございました。
現在は新チームが始動し、新人戦阪神地区予選リーグも始まっています。先輩たちの熱い思いを胸に、まずは新人戦優勝を目指し精進して参ります。これからもチームスローガンである「すべてを懸けて闘え」の下、更なる飛躍を目指して頑張っていきたいと思います。これからも県西男子サッカー部の応援どうぞよろしくお願い致します。
最後に繰り返しになりますが、選手権では温かいご声援や応援を本当にありがとうございました。