2015年07月13日

芦屋特別支援学校との県西祭交流

県西祭がおこなわれた611日、芦屋特別支援学校高等部2年生の43名が本校に来校されました

この交流も3年目を迎えることになりました。

本年度は、本校1年生を中心にして、96名もの生徒がパートナーとして県西祭交流に参加をしました

当日はあいにくの小雨でしたが、体育館で吹奏楽部と邦楽部の歓迎演奏で交流行事がはじまりました。

芦屋特別支援学校の高等部2年生諸君は、「あいうえおんがく」のダンスと

「世界に一つだけの花」を披露してくれました

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この後、自分のパートナーとなった芦屋特別支援学校の生徒と一緒に、県西祭見学へと出発しました


体育館で一緒に太鼓をたたいたり、お茶会に参加したり、模擬店でからあげやゼリーを一緒に購入しました。

また、お昼のお弁当も一緒に思い思いの場所で一緒に食べました。

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最初はなかなか話が進まず、ちょっと困っているペアもありましたが

時間がたつにつれて、同じ高校生として、趣味の話や、好きな芸能人の話で盛り上がっていったようです


ようやく、友達として話せるようになってきたところで、交流終了。

お互い、実りの多い交流になったようです。

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芦屋特別支援学校の生徒諸君からは、お礼状をいただきました。

また、来年度も、この交流を継続していきたいと思いました


【県西生の感想】

・僕は今日のこの交流に参加できて、とても良い経験になったと思いました。最初の芦特の子たちの歌とダンスはとても感動しました。自分のペアの子とは最初あまりなじめなかったけど、模擬店でゼリーを買ったり、劇を一緒に見たり、体育館で昼食をとっていると次第に馴染めてきました。最後には名残惜しい感じだったけど、楽しめたので良かったです。今日は自分の周りにはいろいろな個性を持った子がたくさんいることに気付けて良かったです。


・話すのも歩くのも食べるのもゆっくり、一生懸命しているパートナーを見て、日頃私たちはすごい急いで生きているんだとわかりました。好きな事・ものについて、すごく色々知っていて、たくさん話してくれて明るくておもしろい楽しい人で、私たちと変わらないんだと思いました。電車やバスで障がいを持った人を見かけたことがあったけど、何でジャンプしているのかとか、なんで一人で喋っているのか不思議に思って、何を考えて、そうしているのだろう…とずっと思っていました。今回、いろいろ学べて関わることができて、本当に良い機会になりました。楽しかったです。ありがとうございました。


・最初、歌とダンスを披露してくれたとき、みんな、恥ずかしがりながらも、すごく声を出していて感動しました。その後、初めてペアの子と会って最初はぎこちなくて、どこ行きたいか聞くのを失敗してしまいました。しばらくしてから、「僕、太鼓行きたかったんだ。」と言われて、もっと聞けばよかったなと反省です。一緒に色々な所を回って、一番楽しかったのはお弁当の時間です。天斗君は自分で朝、お弁当を作ってきていて、すごく美味しそうでした。一緒に四葉のクローバーを探したり、散歩もすごく楽しかったです。「楽しかった。また会おう。」って言ってくれて本当に嬉しかったです。


・芦特の人達と交流して、本当に私たちと変わらないということが分かりました。私は特別支援とかの人とはほとんど接したことがなくて緊張していました。でも芦特の子はそれ以上に緊張していて、最初は話せなかったです。けれど後になっていくと少しずつ話してくれてお互いのいろんなことを話せました。今回、私は「芦特の子」としてパートナーの子とまわったので、その子が何かみんなより苦労していることがあると知っています。でも、その子は見た目はみんなと同じだし、慣れて話すとみんなと変わりません。見てわかる障がいを持った人よりも、その子の方が受け入れられにくいかもしれないし、気付かれずに過ごしていることもきっと多いのだと思います。そんな中で生きている人と関わることでもっと自分も周りに気を配って生活することが必要だと感じました。芦特の子に教えてもらったことはたくさんあって、私の方が本当に良い経験をさせてもらいました。このことを忘れないようにしたいし、また芦特の人たちに会えたらもっとたくさん関わっていきたいです。


・れお君に手を握られたときは本当に嬉しかったです。付添いの水野先生だけでなく自分も頼られたことが嬉しかったです。最後に「次のペアもりんちゃんがいい」と言われたので次もしたいです。次はもっと自分から話せるように頑張りたいです。



・今回の体験を通して、障がいを持っていても持っていなくても全員が普通の高校生なんだと気づかされました。今までは少しひいたような目で見てしまうこともあったし、困っている障がい者の方がおられても何もできずにいました。でも今日からは違います。同じ社会で生きていく仲間としてお互いが支えあえることが良くわかりました。話していても本当の友達と話しているようですごく楽しかったです。これからもこういった交流があれば意欲的に取り組みたいと思います。


posted by 県西ブログ at 09:48| 共生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする